工場排水管理:WET試験
WET試験(Whole Effluent Toxicity試験)は、工場や施設から排出される排水の水生生物への複合影響を評価する試験です。
個々の化学物質ではなく、排水全体が生態系に与える影響を把握することで、より実態に即した環境リスク評価が可能になります。
このWET試験は欧米やアジアの一部ではすでに排水規制の一環として導入され、日本でも導入が検討されています。また、CSR活動の1つとして自主的に実施する企業も増えてきています。
当社では排水のサンプリングから試験設計、結果の評価まで、お客様の目的に応じた柔軟な対応が可能です。
試験は当社 安全科学研究センター(所在地:神奈川県横浜市青葉区)で実施いたします。
➤ 当社試験施設で実施可能な試験一覧はこちらをご覧ください。
試験の流れ
排水のサンプリングから結果のご報告まで、約3週間で対応いたします。
1. 排水サンプリング
- 試験計画のご提案
- 排水の採取・輸送方法のご相談
2. 試験開始
- 排水への暴露試験を実施
- 生物への影響の有無を観察

3. 結果解析
- 最大無影響濃度(NOEC)*1を評価
- NOEC:生物に統計学的に有意な悪影響が認められない、最も高い濃度
4. コンサルティング
- 試験結果報告書のご提出
- 試験結果のご説明