グローバルな人的ネットワークを活用し、
半導体技術・産業を俯瞰した情報提供・提言を行なっています。
前職の東芝と東北大学での半導体技術と半導体産業の経験と、米国赴任やIEEE委員Asian Arrangement Chair従事などで培ったアカデミアや世界企業とのGlobalな人的ネットワークを活用し、半導体産業と半導体技術を俯瞰した詳細な情報提供と、半導体事業戦略案を提言しています。
私の母方の祖父 松下敏夫は、戦前の長浜事業所(現・三菱ケミカル株式会社 滋賀事業所 長浜地区)の副工場長、京浜地区の研究所(現・三菱ケミカル株式会社 鶴見研究所)で黎明期の石油化学の立上げに貢献した所長だったと聞いてます。
そういう事もあって母の実家の物置には、ビーカー、フラスコ、アルコールランプ、メスシリンダなどがあり、小学生の私にとっては宝の山でした。そのような想い出もあってか三菱ケミカルグループ※に少しでも貢献したいという気持ちが強くあります。祖父が夢枕に立って私にあれこれと指示している感覚があります(笑)
第一線で培った10兆円市場である3DNAND Flashを発明するなど全ての半導体メモリの研究開発を先導してきました。

クライアントの私に対する期待は、主に半導体市場と半導体技術の最新の動向の提供と、半導体事業の戦略案提言と構築支援、それらによる新規事業開拓の支援と考えています。
最新情報の収集は、装置メーカーやデバイスメーカーの事業責任者との技術交流会をアレンジしたり、ユーザーの課題や材料の要求仕様の本音の部分を、私の人的ネットワークを駆使して有識者のヒアリングなどにより彼らの懐に飛び込んで直に聞き出します。これらの情報を、クライアントにフィードバックするわけです。
半導体技術に関しては、東芝で31年間先端メモリ研究開発に従事し、DRAM、Flash、MRAM、FeRAM、ReRAM、SOIメモリなど全ての半導体メモリの研究開発を先導してきました。先端ロジック、先端メモリ、パワーデバイス、CMOS Image Sensor、量子技術など半導体技術全般に対応できる経験と知識を最大限に活用した提言・支援を行っています。
調査実績としては、三菱ケミカルグループ※向けに、半導体関連技術及び市場情報の提供、新規事業の提案、個別コンサルティング等を実施している他、 NEDO*1、特許庁、NICT*2等の技術市場動向調査で平成29年度非ノイマンコンピューティング及び量子技術に関する技術動向調査、平成30年度ストレージクラスメモリ技術調査、令和3年度 特許出願技術動向調査 GaN*3パワーデバイス、知財ポートフォリオ構築(酸化ガリウムデバイス)調査などを実行し、高い評価を先方から頂いています。
今後も半導体及び周辺分野での技術動向調査、それに関連する事業戦略の提案など、今まで培った経験と知見を活かしてより質の高い情報を提供していきたいと思います。
- NEDO New Energy and Industrial Technology Development Organization:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
- NICT National Institute of Information and Communications Technology:国立研究開発法人情報通信研究機構
- GaN 窒化ガリウム