Message from the President社長挨拶

社長挨拶

代表取締役社長 樋渡 智章
代表取締役社長樋渡 智章

課題解決に向けたイノベーションサイクル*の重要機能として、三菱ケミカルリサーチは、その価値創出を担っていきます。

この価値とは、長年にわたり蓄積された技術系人材や属人的技術情報(Stock)と、それらを活用した事業成果(Flow)の両面にわたるものです。この価値を最大化することで、私たちは社会に向けた一層の貢献を果たしてまいります。

変化が激しく、不確実性が高い現代社会において、やるべき事は地道に足元を固める事です。私たちは膨大な情報の中から本質的な知見を見出し、それを付加価値の高い形で提供する専門集団として、未来志向型のイノベーションを支える存在であり続けなければなりません。そのため、私たちは引き続き、技術調査・コンサルティング、技術情報のバックヤード機能、コントラクトラボ機能の3つの柱を中心に、最適化と進化を進めます。

特に、AI技術の進展に即した情報調査・解析機能への適応や、R&Dプロジェクトの企画・立案支援においては、さらなる価値創出機会が広がっていきます。同時に、技術情報の利活用を支えるバックヤード業務やインフラ資産の提供機能においても、絶え間ない効率化と経済合理性の追求を徹底し、持続可能な事業基盤を強化してまいります。

また、人材こそが当社の最大の財産であり、競争力そのものです。そのため、能力・経験を有する技術系人材の適切な配置と有効活用を促進し、その質と充実度をさらに高め続ける環境作りを進め、従業員が楽しく働ける職場作りにも精進します。一方で、事業範囲の最適化を図ることで、経営資源の効率的な配分を実現していきます。

更に、当社は三菱ケミカルグループの一員として、「KAITEKI」の実現に向け、SDGsが掲げる多様な社会課題にも引き続き対応し、これからも、膨大な知識と知見を紡ぎ、連鎖させ、時には新たな価値観を結びつけることで、皆様の期待に応えるべく努力を続けてまいります。

新たな成長と変革の道を切り拓くこの旅路において、引き続き皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

*イノベーションサイクル:持続可能な社会形成に向け、研究開発や情報提供を通じた価値創出サイクル。
※三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社を指します。